11月28日、が長年続けるチャリティ番組『』のを、系列局「日本海テレビ」の経理担当幹部社員が横領していたことがわかった。金額は約265万円、期間は10年間にもわたるといい、同社は、27日付でこの幹部社員を懲戒解雇したという。
日本海テレビの発表によれば、幹部社員は同社の売上金など、総額1178万2575円を着服。うち264万6020円は、『24時間テレビ』に寄せられた寄付金から着服していたという。幹部社員は「2014年当時、親族のために金を用立てる必要があった」と話しているというが、同社は「後輩らを連れてよく飲み歩き、スロットも好きだったといい、こうした金に使ったと、弊社は見ています」としている。
《弊社は責任をもって保管すべき皆様の浄財が着服されるのを10年間、見落としてしまいました》として、《皆様に深くおわび申し上げます》と謝罪している。
チャリティ番組で、絶対にあってはならない衝撃の事件に、世間の怒りは沸騰している。29日には、テレビ各局が朝の報道番組で取り上げており、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)では、長年『24時間テレビ』総合司会を務めてきた羽鳥アナが「もう、ありえません」「寄付はみなさんの思いを預かっているわけで、この、ひとりの人間が完全に裏切った。単なる着服ではすまされない、非常に悪質な事案」と怒りをにじませた。